大阪と奈良の県境にある葛城山麓の奈良県御所市で生まれ育ちました。社会人となり市外での生活が40年以上続きましたが、定年を機に実家を改築し2015年3月に喫茶ICHINENを開店いたしました。
近所の皆さんの集いの場として、遠方からのお客様の休憩場所として、大切な時間をゆっくりと過ごして頂けるような店づくりに努めてゆきたいと思っております。
御所まちについて
御所市は江戸時代に栄えた商業の町で、古い町並みが今も残る日本風景街道「御所まち」があります。「御所まち」は、商家が集まる西御所と寺内町である東御所に分かれており、喫茶ICHINENは東御所の東端に位置します。近くには、大和五ヶ所御坊の1つ円照寺や役の行者ゆかりの吉祥草寺があります。
御所の祭りのこと Ⅰ
鴨都波神社の「ススキ提灯」と吉祥草寺の「茅原のとんど」が子供の頃からの2大祭事です。特に「ススキ提灯」は、実家の向かいに町内の提灯が建てられますので、組み立てを手伝ったりしていました。各町内から30本以上の「ススキ提灯」が集まり、列になって奉納に向かう光景は本当に綺麗だと思います。
御所の祭りのこと Ⅱ
「茅原のとんど」は、近隣にはない大きさのとんどが2本並んで燃やされる規模の大きなものです。数年前に久しぶりにまじかで見る機会がありましたが、炎の大きさと伝わってくる熱に圧倒されました。年齢を重ねて見た祭りは、行事の進行も含めて感慨深いものでした。